てんてんの部屋 東海道新居宿 ふるさと再発見
新居宿の街道にあった橋
江戸時代の古地図を見ると、東海道新居宿の街道に6つの橋が架かっていたことがわかる。
今、その場所はどうなっているのか、訪ねてみた。

橋の名前 長さ 材質
喜三郎前橋 七尺五寸 三間半 泉町
意伯前橋 六尺五寸 三間 泉町
左衛門前橋 六尺六寸 三間 中町
彦十郎前橋 七尺五寸 三間 中町
思案橋 八尺五寸 三間半 西町
筋違橋(小思案橋) 四尺五寸 三間半 西町
1尺は、約30.3030 センチメートル。1間(けん)は、約1.818 1818メートル。

喜三郎前橋 泉町の喜三郎宅前にあった。
現在の、卯月園の横から金松酒店の横に、南に流れる沢(水路)に架かっていた。
舗装された道路の下に水路がある。
意伯前橋 泉町の疋田八郎兵衛宅の前にあった。
現在の、元タカスペットの横から鳥初の前に、東に流れる沢(水路)に架かっていた。
舗装された道路の下に水路がある。
左衛門前橋 中町の左衛門宅の前にあった。
現在の、かどや(榊原商店)横からカラオケウズヤマ横に、東に流れる沢(水路)に架かっていた。
舗装された道路の下に水路がある。
彦十郎前橋 中町の彦十郎宅の前にあった。
現在の、マツゴロサ(松五郎さ)の横から東に流れる沢(水路)に架かっていた。
舗装された道路の下に水路がある。
昭和30年代までは、幅一間ほどの沢があったそうだ。
思案橋 西町に架かっていた。
内山からジセン道(鷲栖院)に流れる沢(水路)に架かっていた。
舗装された道路の下に水路がある。
筋違橋
(小思案橋)
西町の思案橋から南に20メートル程の所に斜めに掛かっていた。
舗装された道路の下に水路がある。
現在、民家の横に水路を確認できる。

いずれも橋は無かったが、舗装された道路の下には今でも水路が残っている。
江戸三百年の歴史が今も残っている。
喜三郎前橋、意伯前橋、左衛門前橋の沢(水路)は、洲崎橋の北側に出て、浜名湖へと流れていた。
彦十郎前橋、思案橋、筋違橋(小思案橋)の沢(水路)は、洲崎橋の南側に出て、浜名湖へと流れていた。

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